まだ幼稚園児なのにわきがのニオイがする！考えられる原因と対策とは
小学生や中学生のわきがというのはよくいじめの対象になりやすい問題なのですが、なんとまだ幼稚園児なのに子どもからわきがのニオイがしていて悩んでいるママさんもいます。
わきがのイメージとしてはやはり思春期くらいからを想像している人がほとんどですので、小学校にも上がる前の子どもからわきがのニオイがしてきたらびっくりしてしまいますよね。
幼稚園児といえば満３歳から６歳くらいまでということになりますが、そんな早い段階でわきがが発症する事なんてあり得るのでしょうか？
今回は幼稚園児のわきが臭問題について、本当にあり得るのか？というポイントからニオイの原因と対策をしっかり検証していきたいと思います。
基本的には幼稚園児でわきがはあり得ない
結論から言って幼稚園児では理論的にわきがを発症することはあり得ないです。なぜなら幼稚園児くらいの年齢ではまだアポクリン汗腺が未発達だからです。
わきがというのは生まれ持ったアポクリン汗腺の数によってニオイの有無が決まります。つまり遺伝的な要因が大きいという事になりますね。
ただし、アポクリン汗腺が未発達な状態では遺伝的な要因を抱えていたとしてもわきがのニオイは発生しません。「将来的にわきがのニオイがしてくる可能性がある」というだけの状態になります。
しかし現実として「まだ小学校に上がる前の幼稚園児の子どもからわきが臭がする」という悩みを抱えている親御さんはたくさんいます。わきがじゃないとしたらニオイの原因は何なのでしょうか？
幼稚園児の子どもからわきがのようなニオイがする原因
まだわきがが発症しないはずの幼稚園児からわきがのニオイがしてくるのにはちゃんとした理由があります。
幼稚園児くらいの小さい子供はとにかく服を汚してしまいます。子ども服もたくさん必要になりますが、そこで問題になるのは洗濯物が溜まってしまうことによる雑菌・生乾きのニオイです。
仕事や家事で忙しい中で、すぐ汚れてしまう子どもの服の洗濯までするとなるとどうしても洗濯物をためてしまうことになるので衣服の中で雑菌が繁殖しやすいのです。
大量の洗濯物によって衣服を干す場所まで限られてくると室内干しがメインになり生乾きになって、いくら洗ってもニオイは取れなくなります。そしてこれをわきがのニオイがしてきたと勘違いしてしまうママも多いです。
考えられる対処法としてはニオイが取れなくなった衣服は思い切って捨てること。そしてお風呂にこまめに入れてあげるのはもちろんですが、常に清潔な衣服を着させてあげるように心がけることです。
もし幼稚園児のお子さんから腐った魚みたいなニオイがしている場合は魚臭症・トリメチルアミン尿症である可能性も考えられます。日本人の症例としてはそこまで多くはないのですが、欧米ではかなり多く見受けられます。
食べたものの中に含まれているコリン・レシチンなどの成分は腸内で分解されてトリメチルアミンというニオイ物質になります。本来なら体内の酵素で分解するのでニオイは外に排出されることはありませんが、酵素が欠乏している場合はニオイを分解しきれずに尿や呼気に溶けだしてしまうことがあります。
もし魚臭症の疑いがあるようであれば、わきが対策をしても効果はありませんし自宅で出来る対策もあまり無いということになります。病院で医師の診察を受けましょう。
体臭は食べたものの影響を受けやすいです。脂っこいもの・揚げ物・冷凍食品・肉などを中心とする欧米化した食生活は食べ盛りの子どもには手軽に満足感が得られていいのですが、体臭に表れてしまった場合は改善しなくてはいけません。
忙しくてなかなか難しいという場合は食べたものが腸内で腐敗することを防ぐ効果が得られる消臭成分が配合されたサプリメントを飲むという方法で対策をしていくといいでしょう。
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まとめ
まだ幼稚園児なのにわきがのニオイがしてくるというケースは実は結構多くのママさんたちが感じている悩みですが、基本的に幼稚園児くらいの年齢ではアポクリン汗腺が未発達のためわきがではない場合がほとんどです。
わきがじゃないのにわきがのようなニオイがしてくる理由としては衣服の生乾き・魚臭症・食生活の欧米化などが原因で発生している可能性が高いです。
体内から発生しているニオイなのであれば消臭効果が得られるサプリメント、外的な汗のニオイなどである場合は子供でも使えるわきがクリームなどもあるのでチェックしてみるといいのではないでしょうか？
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