思春期を迎えた子どもは男女を問わず体臭が強くなってきますが、中には「子どもからわきがのニオイがする」と悩んでいる親御さんもいます。一時的なニオイだったりする子もいるのですがその違いとはなんなのでしょうか？

思春期というのは代謝が活発になる時期なので汗がニオイの元になりやすくなってきますが、もしわきがだったらニオイを理由にいじめられて大事な時期に不登校になったりしてしまう危険性だってあるのです。

今回は思春期の子どもの体臭とわきがの問題についてどのような対策が有効なのか？をチェックしていきたいと思います。

子どもにわきが対策が必要かのチェック

まずは、あなたの子どもから本当にわきがのニオイが発生しているのか？という点について以下の項目を今一度チェックしてみましょう。

正しく現状を把握できていないと間違った対処をしてしまいかねませんし、わきが対策の中には取り返しのつかないリスクを伴うものもあるので冷静にチェックする必要があります。

思春期の子どものわきが対策をするのであれば一番気にしなければいけないのは本人がどのくらいニオイを意識していてどのくらい周りと自分のニオイの違いを気にしているのか？ということです。

わきがというものの定義についてハッキリとわかっているということであれば本人も自分なりの対処法を必死に探している可能性がありますので、親としてサポートしてあげるのが望ましいですね。

ただ、よくある良くないケースとして「手術を受けさせた方がいいのだろうか・・・」というちょっと飛躍した考えに至ってしまう人が少なくないです。

確かに自分のわきがの辛い経験があるだけにそれが遺伝してしまった自分の子どものわきがの問題となると一気に不安になってしまっていきなり手術を検討したくなる気持ちは痛いほどわかります。

しかし手術という手段での対策は思春期にはちょっと危険です。

まだ思春期ということであれば子ども本人の自覚が無い場合も多々あります。口コミなどを調べていると親御さんが勝手にわきがだと思っているだけで実はわきがじゃないケースだって結構な数あるみたいです。

大人になってからだって正しくわきがの区別がついてない人は多いので、親御さんが客観的にニオイをチェックしたところで汗臭いニオイとわきがのニオイを正しく区別できているとは限らないです。

子どもの周りの人間関係について今一度よくチェックしてみましょう。ニオイがあったとしてもそれが子どもたちのコミュニティの中で問題になっていないのであれば焦って対処する必要なんてありません。

逆に既に「いじめ」に発展している様子やその傾向があると判断できる場合は迅速な対処が必要ということになります。

わきが臭が思春期の一時的なものである可能性について

わきがというのはアポクリン汗腺から出る汗を皮膚常在菌が分解することで発生するニオイなのですが、基本的にアポクリン汗腺も皮膚常在菌も「全くない人」というのはいません。

特にアポクリン汗腺については生まれ持った数が多いかどうかの違いでしかないです。アポクリン汗腺の数が多い人が「わきが体質」とされており、皮膚常在菌との組み合わせによってニオイが発生するということです。

ただし、思春期には子どもたちの身体に様々な変化が現れることになります。

これらの身体の変化はとても基本的な事ですが、実はこれらがきっかけで例外として一時的にわきが臭が発生しているだけ、という可能性もあるのでいざワキガ対策をしようという事になっても方法には注意が必要です。

思春期の段階で推奨できる対処法

何度かお伝えしているように思春期の段階で手術をするのだけはあまりおススメできません。アポクリン汗腺が一時的に発達しただけなのであれば元に戻る可能性もありますし、そのままニオイが定着してしまう可能性もあります。

身体の発達とニオイの変化が終わるのを待っているだけじゃなくなるべく早めに対処していくのであればその方法はいくつかあります。

食事内容の改善については継続していく必要こそありますが、今ではデオドラント効果を持っているサプリメントもあるので一度レビューを見てみてくださいね。

また、デオドラントについてはアポクリン汗腺の汗を制汗し皮膚常在菌の殺菌まで対応しているわきが用のクリームタイプのデオドラントがありますので、要チェックです。

いずれにしてもデリケートな問題ですので親御さんがあまり騒ぎ過ぎないように、必要な対処を見極めて適切にサポートしてあげたいものですね。

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