トリクロサンがアメリカで規制対象に?販売禁止になった殺菌成分

トリクロサンがアメリカで規制対象に?販売禁止になった殺菌成分

トリクロサン」という成分を目にしたことがあるでしょうか?抗菌石鹸やデオドラントなどにも配合されている事があるものであり、私自身もこのトリクロサンが配合されているデオドラントを使ってみたことがありました。

 

そんな「トリクロサン」は2010年から米国でその安全性について再調査がされていましたが、この度正式に「免疫系にダメージを与える」という結果をもって規制対象となり、抗菌石鹸が販売禁止になったというニュースが話題になっています。

 

注意しなければいけないのは私たちが使っている日本製の石鹸やデオドラントにも「トリクロサン」が配合されていることがあるということです。そこで今回はこの「トリクロサン」という成分の毒性についてチェックしていきましょう。

 

トリクロサンの入っているデオドラントを絶対につかまされたくないという人はこちらの記事をチェックしてみてください

 

トリクロサンは具体的にどのような害をもたらすのか?

今回安全性について指摘されているトリクロサンは「環境ホルモン」としての作用が確認されたと言われています。

 

そもそも「ホルモン」というのは人間の身体の中で分泌され、血液中や体液に放出されて各臓器・器官をめぐることで脳からの指令を伝達していく物質です。人間が無意識のうちに身体を保っていられるのは「ホルモン」のおかげなのです。

 

そんなホルモンの分泌や伝達を妨げるホルモンというのが今から20年ほど前に発見されました。それが「環境ホルモン」です。人間の身体の内部には一切なく、外から入ってくる環境ホルモンは体内でホルモンと似た動きをしてホルモンの活動の邪魔をしてしまうのです。

 

目に見える形で最初に現れた影響は「野生のヒョウのオスがメス化した」とか「カモメの卵の産卵数が異常なまでに多くなった」とか「ワシやワニの生殖機能が損なわれた」といった問題でした。

 

トリクロサンのような環境ホルモンが石鹸などの肌に触れるようなものに配合されているということは、長年使用していくことで我々の身体にも蓄積されて、いずれは動物たちに起きたような健康被害が人間の身体にも起こり得るというわけなのです。

 

トリクロサンの抗菌成分には根拠がない

 

安全性についての指摘ももちろんですが、そもそもトリクロサンには普通の石鹸よりも菌に対して有効であるという科学的な根拠が欠けているという指摘があります。
※出典:http://arstechnica.com/ (海外のサイトなので全部英語です。)

 

海外では数百人規模の被験者を「トリクロサンを配合した抗菌石鹸を使ったグループ」と「普通の石鹸を使い続けたグループ」に分けて実施した調査においてどちらが感染症のリスクが高いかを調べたところ「差が無い」という結果になってしまっています。

 

正直言って毒性のある成分なんて世の中のボディケア用品にはたくさん配合されています。国が違うから法律も違って、規制対象がなんであるかが違ってくるというだけのことで配合されている毒性のある成分なんて数えだしたらキリがないのです。

 

それでも菌やニオイに対して効果が証明されてさえいれば多少の使い道はあるというものです。しかしこのトリクロサンのように毒性もあって有効性の証明もされていないような成分には全く立つ瀬がありません。

 

トリクロサンが配合されているのは抗菌石鹸だけではない

トリクロサンは今回のニュースで「抗菌石鹸に配合されている」ということで問題になっているのですが、何も抗菌石鹸だけに使われているわけではありません。当サイトとは切っても切り離せない「デオドラント用品」にも何食わぬ顔で配合されているのです。

 

もちろん当サイトでは「わきがの原因菌に対する殺菌効果と安全性」という点については厳重にチェックしてレビューをしているので結構バッサリ切り捨ててしまっているデオドラントもあるのですが、「トリクロサンが配合されているデオドラント」に関しても正直に「良くない」と指摘してきました。

 

トリクロサンの規制について日本での対応は?

今回の件はアメリカでの法的な規制の話にすぎません。一番重要な私たちの住んでいる日本での規制が今後どのようになるのか?という点については未定と言ってもいいでしょう。少なくとも私が調べた限りでは何一つ動いていません。

 

しかもアメリカでの規制というのも、日本で話題になっている対称の製品もあくまで「抗菌石鹸」に対するものであり、「デオドラント」の話は不思議なことに一切出てきていません。

 

反面、アメリカはわきが体質がマイノリティでは無い国柄もあって効き目の強いデオドラントも多く、日本でもアメリカから輸入されたデオドラントがたくさん出回っていたりします。

 

もしかしたらその中にも「トリクロサン」のような成分が使われている場合もあるかもしれませんのでよく注意して見る必要があります。

 

日本製のデオドラントにもトリクロサンが使われていた

 

また冒頭でもお話した通り、私は国内で普通に流通している「トリクロサン」が配合されたデオドラントを使ったことがあります。一応その時のレビューへのリンクも貼っておきますね。⇒こちら

 

それは日本製のデオドラントでしたが、最終的にかゆみが出て使用を中止しました。

 

もしあなたがわきが・体臭に対するデオドラントを選ぶのであればかならず国産のもので、トリクロサンが使われていない安全性の高いデオドラントを使うことをおススメします。

 

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